数年前より、肌育治療というのが流行ってきました✨
それまでは、レーザーやピーリングで肌質を改善しようというのが、美容医療の流れでしたが、
ボライト・スネコスが出てきた辺りからでしょうか⁉️
「肌を育てる」という意味の、肌育(はだいく)というジャンルの治療が多くなってきたように思います🧐
肌育の製剤はどれも、肌に打ちこんでいく製剤です。
これまでも水光注射という施術があり、水光注射も肌に薬剤を打ちこんでいくものだったのですが、
前述の肌育製剤と違って、基本的に毎月繰り返していくものでした。
当院でも、メソガンという機械を使ってジュベルックをはじめとする美肌のための製剤を
打ちこんでいく水光注射が人気です。
近年流行っている肌育製剤は、これまで水光注射に用いていた製剤と異なり、
持続期間が長く毎月やらなくても良い!というところが、大きなポイントだと言えます。
ここから、各製剤の特徴を説明させてしていきますね☺️
⭐️スネコス
端的に言えば、打つ美容液です。非架橋ヒアルロン酸と6種類のアミノ酸を特別な比率で配合し、
国際特許を取得しています。シンプルな組成なので、副作用が非常に少ないのも特徴です。
スネコスには、スネコス200、スネコスパフォルマ、スネコス1200と3種類の製剤があります。
当院で扱っているのは、スネコスパフォルマとスネコス1200で、
特に毎日使うのは、スネコスパフォルマですね。
目の下の小じわ、乾燥、青グマ、軽い凹みを軽減するために用いています。
各スネコスの違いとしては、スネコス200のバージョンアップ版がスネコスパフォルマ
(なので、当院ではスネコス200をスネコスパフォルマに切り替えた形です)、
スネコス1200はスネコス200やスネコスパフォルマよりも粘度が高く、持続力があるところです。
あまりふくらましたくないけど、ちりめんジワなどが気になる目の下など>>スネコスパフォルマ
こけているし肌質も改善したい頬、目の下のくぼみが激しい場合>>スネコス1200
といったイメージです。
スネコスパフォルマは2週間に1回を3回が1クールで(その後は半年から1年で再度1クール)、
スネコス1200は半年に一回が一般的です。
スネコス200は、当日は薬剤が入ったことによる腫れがありますが、翌日にはほぼ腫れはひきます。
(こちらは、個人差もありますので、患者さんによっては1週間くらい浮腫みっぽかったとおっしゃる方も
数人お会いしたことがあります。)
スネコス1200を打った後は、しばらくは(とはいえ数日ですが)手で触るとコロコロしているのがわかります。
スネコスパフォルマよりも少し硬いですもんね、サラサラ〜となくなってしまうスネコスパフォルマとは違います。
当院では、目の下に打つ方がほとんどですが、自然になんとなく元気な肌質になるところを
気に入っていただいて、全顔にされる方もいらっしゃいます。
スネコスは自然さが支持される製剤だと覚えて頂くといいでしょう☺️
スネコスパフォルマ 1バイアル ¥3,3000 スネコスパフォルマ 0.5バイアル¥16,500
スネコス1200 1バイアル ¥5,5000 スネコス1200 0.5バイアル¥27,500
⭐️ボライト
ボライトは保湿のためのヒアルロン酸です。
これまでの水光注射に用いている非架橋ヒアルロン酸と異なり、架橋ヒアルロン酸なので、
9ヶ月も持つのが特徴です。これは、美肌系の注射の中でも、特に長いでしょう👏
ボライトの場合は、打つ範囲によって、何本必要かが、変わります。
両頬で2本、額で1本、首で1〜2本が一般的です。
持ちがいいので、毎月チクチクと注射をする必要がなく、とても便利ですね。
特におすすめなのは、アトピー性皮膚炎で額に小皺がある方、閉経後の乾燥に悩まれている方、
乳がんで抗エストロゲン治療中の方、花粉症の時期に肌荒れしてしまう方、乾燥肌の方、
いくらリップを塗っても唇が乾燥してしまう方です。
効果は1週間から1ヶ月で実感できることが多いのですが、4ヶ月後にピークが来るので、
色々な治療されている方は、“最近、なんだか調子いいけどなんだろう?“と、
忘れた頃に実感されるかもしれません。
化粧ノリが良くなった、毛穴・小ジワが目立たなくなったとの乾燥も頂きますが、
わかりやすいのは見た目よりも、触感だと言われています。
実際、患者さんでも、“やったとこの触り心地が良くて、他のところもやりたい!“とおっしゃる方も
いらっしゃいました。
たまにしかクリニックにいらっしゃれない方や、ダウンタイムが1回で終わるといいなという方にも、
選ばれています。
1回打つだけで、9ヶ月と長持ちする美肌製剤と覚えていただくといいでしょう☺️
ボライト1本 ¥44,000 ボライト2本¥77,000 ボライト3本¥110,000
⭐️プルリアル デンシファイ
プルリアルデンシファイはポリヌクレオチドと非架橋ヒアルロン酸とマンニトールを独自の特許技術で配合した製剤です。韓国で人気のリジュランHBと同じようにポリヌクレオチドが含まれていて、そこにマンニトールが添加されることで、非架橋ヒアルロン酸の分解を遅らせているそうです。
乾燥や酒さ、炎症後色素沈着、ニキビ後の赤み、瘢痕に効くと言わており、
スネコスやボライトとターゲット層が似ているのですが、特に赤みに効くと、よく使っている先生が
教えてくださったので、当院では赤みが気になる方、ニキビ後の赤み、酒さの方にお勧めしています。
3週ごとに3回がワンクールとなっており、その後のメンテナンスは3ヶ月ごとが推奨されています。
プルリアル デンシファイ 1本 2cc ¥66,000
ざっと、3種類の肌育製剤を解説してみましたが、いかがでしょうか。
他にも、寝ているだけで終わってしまうケアシスやララピール、
皮が剥けてもいいのであれば、マッサージピールやトラネックスレチピール
など、患者さんに合わせて、ダウンタイムや痛み、価格帯の違う施術もございます。
肌育製剤は、どの製剤も注射なので、麻酔をしたところで、痛みがゼロというわけではないですし、
内出血や、しこり、腫れなどのリスクもあります。
皆様の来院頻度や、痛みに強いかどうか?、どのくらいお金をかけられるか?
などによっても、違ってくると思います。
好きな治療がみつかりますように・・・✨
篠田でした。